「聞いたことがないけど、どんな場合に相談・受診する科なの?」
「小児腎臓内科」という標榜科、ピンとこない方が大多数ではないでしょうか。
皆様には、「おしっこに関する相談の場」と捉えていただいた方が、想像しやすいかもしれません。
対象として頻度が高いのは、検尿異常(学校検尿等での異常)、夜尿症、(先天性)水腎症などが挙げられます。
「おしっこ」のお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

検尿異常

日本は検尿システムが確立しており、一般的にお子さんが人生初の尿検査を受ける機会が3歳児健診で、小学校入学後は腎臓疾患の早期発見を目的とした学校検尿があり、年に1回は尿検査を受ける機会が確保されています。
腎臓疾患はある程度進行しないと身体症状が出現しないため、早期発見が重要です。
お子さんが尿検査で異常を指摘された場合には、放置せず必ず医療機関を受診していただくことをお勧めします。

夜尿症

夜尿症とは、5歳以上で1ヵ月に1回以上の夜尿が3ヵ月以上持続するもので治療として生活指導、薬物療法、アラーム療法などを行います。
夜尿症は医学的介入(治療)を行うことでより早く改善すると報告されています。
お悩みの方は、ご相談ください。

おねしょ卒業!プロジェクト

先天性水腎症

産科での胎児期超音波検査で指摘されることがほとんどです。
水腎症はその程度によって治療が必要になることもありますので、指摘を受けた場合には定期的な経過観察が推奨されます。
超音波検査で疼痛なく腎臓の状態を確認できます。

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